【犬連れ登山】新緑美しい棒ノ折山へ

犬連れ登山

棒ノ折山(ぼうのおれやま)とは

棒ノ折山は、東京都西多摩郡奥多摩町と埼玉県飯能市との境にある標高969mの山である。奥多摩と奥武蔵の山域の境にある。 棒ノ折嶺、棒ノ峰、棒ノ嶺ともいう。坊の尾根、坊主の尾根ともいった。

ウィキペディアより引用

春になって、YAMAPで棒ノ折山に登ったよ〜という方々の日記をよく見かけるようになりました。

池袋から特急を使えるのでアクセスも良く、標高も低めなので愛犬むぎと登りたいなぁと思いまして。ゴルジュ帯という見たことのない地形も気になりますし!
2023年4月にむぎと、山友のNさんをお誘いして3人で登ってきました。

珍しくひとりぼっちじゃない〜、わーい!

公共交通機関でのアクセス

今回は初めて池袋から出ている西武鉄道の特急ラビューに乗りました。
ラビューの存在はうっすら知っていたのですが、乗るのは初めて。
ラビューが大好きなNさんのおすすめもあって行きも帰りも贅沢に乗っちゃいました。

乗り換えルート

行き

池袋駅6:50ー飯能駅7:32(ちちぶ3号ラビュー)              
飯能駅7:54ー河又名栗湖入口8:33(国際興業バス飯03)

帰り

河又名栗湖入口14:51ー飯能駅15:36(国際興業バス03-2)
飯能駅16:04ー池袋駅16:43(ちちぶ34号ラビュー)

かかった交通費

池袋駅〜飯能駅¥481+¥500(特急ラビュー代)×往復

飯能駅〜河又名栗湖バス停¥670×往復

合計¥3302(ラビューを使わずに往復したら¥2302)でした。
特急を使ってビューンと快適旅おすすめです!

今回のルート

棒ノ折山を調べていくうちに、お目当てのゴルジュ帯のある白谷沢コースは、岩登りや沢を渡る箇所があるため犬連れにはお勧めしないという記事をいくつか拝見しました。
むぎは登山の際80%ほど抱っこですので、登りだったら行けると判断し連れていきました。
下山は沢を通らないコースの滝ノ平尾根から下ってきました。

今回の装備


・グリマーTシャツ
・ファイントラックドライレイヤー


・ノースフェイスアルパインライトパンツ
・モンベル ジオライン L.Wタイツ

最近いつも同じ服装、、この日は快晴で暑く、Tシャツで問題なかったです。

komugi
komugi

おNewのTシャツが欲しい〜

池袋駅から出発

特急ラビューで飯能駅までビューン

特急に乗るため池袋駅に向かいます。バッグの中からきらきらした瞳を輝かせてるむぎ。
わくわくが止まらないご様子。いつもバッグの中で大人しくしてくれているので、安心して一緒に電車旅ができます。

西武池袋線はたまに乗るのですが、特急ラビューは初めて。
まず窓の大きさに驚きました。足の方まで丸見えです。すごい開放感です。
黄色い座席もかわいい。枕もふかふかで寝心地も抜群!なんて素敵な電車。

Nさんが6時50分発の特急券を買って待っててくださいました。
車内は広々としてとても快適でした。
窓が大きいのが本当、楽しすぎて。体ごとビューンと高速移動しているような感覚になります。
走行中の写真も撮ればよかった。

7時32分飯能駅到着です。40分ほどで着いてしまいました。
もっと乗っていたかったと思うほど快適な電車でした。
あのクオリティでプラス500円は安い!

バス停から登山口まで

飯能駅からバスで揺られること40分。8時33分、河又名栗湖バス停に到着です。
数名の方がここで下車されました。平日なのに、やはり棒ノ折山はすごい人気です。
バスは1時間に1本ほどなので乗り遅れに注意です。

見てください、この真っ青な空を。今日は雲一つない快晴です。
バス停近くのスペースをお借りして身支度を整え、むぎに朝ご飯を食べさせて出発です。
まずは登山口まで歩きます。

朝ごはんを食べウキウキなむぎ。出だしは好調です。
今の時期の、暑くも寒くもない丁度いい気温は犬とのお出かけにぴったりですね。

横断歩道を渡り、橋を渡ります。むぎが先導しています。はりきるむぎ。
山に早く登りたいご様子です。

むぎ
むぎ

みんなはやくはやく〜

橋の赤い手すりがかわいい。入間川を横断です。
朝なので車の通りも少なく安心して歩けます。
遠くにポコンと可愛いお山を発見。なんていう山だろう。

途中公衆トイレがあります。助かりますね。飯能駅で済ませてきたので行きはスルーです。
(帰りはお世話になりました)虫がたくさんいましたが、自然の中のトイレなのでしょうがないですね。帰りに虫とにらめっこしながら用を足しました。

お祭り騒ぎのお兄さん達の壁画を横目にひたすらまっすぐ進みます。

ここを左折するとさわらびの湯があるようです。帰りはここで一風呂浴びて帰る人が多いようですね。
私達はひたすらまっすぐ行きます。

こちらの様子をちらちらと伺い始めたむぎ。
そろそろ抱っこしてくれないかなーと思っているかもしれません。
せっかくなのでもう少し歩いてもらいますよ。

komugi
komugi

頑張れむぎ〜!

広ーい道路を歩きます。たまに車が通るので注意です。それにしても歩きやすいなー。
Nさんとの会話も弾みます。

藤の花が綺麗でしばらく見入ってしまいました。
紫が鮮やかでとても綺麗です。
今日のむぎのお洋服と同じ色。コーディネート大成功。

こちらを棒ノ峰方面に向かい左折です。むぎ隊長、張り切っております。後ろを付いていく人間達。

とってもきれいなダムに到着しました。有間ダムという名前のダムみたいです。
真っ青でとても綺麗。今日の空と同じ色です。
Nさんとダムカード欲しいですねーなんて話してましたがすっかり忘れていたな。今頃思い出しました。

ダムで記念撮影。風で顔が潰れたむぎ。可愛いです。

むぎ
むぎ

かぜはきらい

白谷沢登山口から

ダムの脇を抜けて、9時19分白谷沢登山口に到着しました。
自然がいっぱい、ここから山道の始まりです。

人気の山なのでコースがはっきりしていてとても助かります。
緩やかな登りからスタートです。

頑張れむぎ〜。このくらいの登りでしたら余裕で登ってくれます。

山の匂いをクンクン。普段都会の散歩道では嗅げない、いい匂いがするんだろうな〜。
思う存分嗅いでもらいます。

笑顔いっぱい、とても楽しそうです。この笑顔にいつも本当に癒されます。

むぎ
むぎ

やまのにおいすき

ちょっと急な上り坂になって来ました。足元も狭くなっているので気をつけて。

軽い岩登りをする所もあります。
この日の前日が雨だったのですが、道が乾いていたのでとても助かりました。
ぐちゃぐちゃな登山道だとむぎも泥だらけになってしまいますからね。

森林浴を楽しみながら、むぎのペースでゆっくりと登ります。

鮮やかな苔で飾られた木。このグリーン綺麗だな〜。

komugi
komugi

苔が大好きです!

むぎはここから抱っこです。むぎにしては大分歩いたと思う!頑張ったね〜。

滝が見えてきました。滝があると奥多摩の山に来た!って感じがしますね。
せせらぎの音に癒されます。

憧れのゴルジュ帯

雰囲気の良すぎる登山道。岩と、苔と、水と、緑が合わさってとても気持ちの良い空間を作り上げています。まさにパワースポット。ゴルジュ帯が近づいてきたのでは?

そもそもゴルジュ帯とはなんぞや?という事で調べてみました。
ゴルジュ帯とは、切り立った大きな岩壁にはさまれた狭い谷の事を指すそうです。ヤマレコ山の用語集より

ふむふむ。まだここはゴルジュ帯ではないな。

まだゴルジュ帯ではないですが、むぎと一緒に記念撮影してもらいました。
むぎと2人で登る時はなかなか2ショット写真が撮れないのでNさんに感謝です。
むぎ笑って〜。

ゴツゴツ、大きな岩を登って行きます。Nさんも少し息を切らしながら、とても楽しそう。
この岩はどうやって登ったら安全かな?と、頭も使いながら登って行きます。
楽しい〜

一度岩がなくなり平坦な道に出ました。遠くに案内標識が見えるのでそこに向かいます。

案内標識があるとホッとしますね。キケン×方面には行ってはダメですよ〜

むぎを大きい岩に乗せて撮影タイム。かわいい〜!いい子だね〜!とご機嫌を取りながら笑顔を引き出します。端から見ると完全に親バカモード炸裂です。

むぎ
むぎ

ぼくのえがおは100まんどる

斜め上をちらり。何か気になる物でもあったかな。どんなポーズも絵になるむぎ。羨ましい。

撮影タイムが終わり、先へ進みます。おや?もしやあれは・・・

ゴルジュ帯だー!写真で見てたこの風景!やっぱりかっこいい。
とても背の高い岩が両端にどーんと切り立っている〜
写真で見るよりも肉眼で見たほうが遥かに大迫力です。自然てすごいわ。

komugi
komugi

ゴルジュ帯に挟まれたい!

ゴルジュ帯を過ぎてもまだまだ岩登り。
苔がついていたり、沢の水で濡れていたりするのでちょっと滑り易いです。
一歩一歩を慎重に行きましょう。

左端に見つけた岩の階段。こっちじゃない?あっちじゃない?と、二人で相談しながらのルート探し楽しいです。

ここもゴルジュですね〜。岩ゴロゴロのゴルジュ。結構急な登りです。
ゆっくりゆっくり登って行きます。

写真で見ても結構急だとわかって頂けるかと思います。
この鎖は掴んでよかったのかな。掴んじゃったけど。
落石に気をつけながら登ります。

ここのロープが本日一番のドキドキポイントでした。もはや岩壁です。
ロープのおかげで登れました。むぎを抱っこしているので緊張の登りでした。

ここは抱っこできないわんちゃんは登るのは難しいと思います。
抱っこできるわんちゃんも、人間は両手がふさがる感じになるのでスリングなどの用意が必須です。


本日一番の難所を登り終え、達成感に満ち溢れるむぎ。
それにしても、緑がよく似合う子だわ。

ゴルジュ帯からゴンジリ峠へ

岩ゴロゴロ地帯を通りすぎ、とても歩きやすい山道になりました。
土を踏みしめる感触を楽しみながら歩きます。
キラキラ光る新緑が綺麗。

倒木。枝が片方からわんさか出ていてムカデみたいでおもしろい。
日の当たるほうだけ枝が伸びるんだろうな〜生命力を感じる。

道路を横断したら、休憩スポットがあります。ベンチがあり休めます。
しばしおやつタイム。
先行していたペアの方にむぎを褒めて頂きむぎは上機嫌。飼い主の私も上機嫌。

むぎ
むぎ

えらいねってほめられたよ!えっへん

休憩をしたら、階段になっていない階段を登ります。土が流れて行ってしまったのでしょうか。
もはや陸上競技のハードルのよう。
結構急できついです。頑張って登ります。

土砂崩れか何かで道が崩壊していました。ここは危険なので行ってはいけません。
少し上に登ると新しい橋があるのでそこから進みましょう。

こちらが新しい橋です。どなたかが掛けてくれたのでしょう。
とても有り難いですね。
ここを渡って進みます。

ルートがわかりやすくて助かります。本日まだ一度も道迷いしていません。
道に迷ったり、間違えたりしがちな私ですが、棒ノ折山は人気な山だけあって
ルートが明確なのと、案内標識もこまめに置いてくださっているので初めてでも迷わず歩けています。
今のところね。

木の根っこがすごいです。足を引っ掛けないように気をつけて登ります。
白谷沢ルートは道がバリエーションに富んでいてとても楽しいです。
そして背の高い木が日差しから私たちを守ってくれるのでとても涼しく登れます。

11時33分、ゴンジリ峠に着きました。山頂までもう一息です。
休憩できるようベンチが設置されています。
ここで少し休憩です。

ゴンジリ峠って面白い名前ですよね。漢字だと権次入峠と書くみたいですよ。
木々の間から空が見えてとても気持ちのいい場所です。

ゴンジリ峠を探索するむぎ。ベンチ下は入念に調査です。
何にも落ちてないよ〜

むぎ
むぎ

おやつおちてないかな〜

ゴンジリ峠から山頂まで

ゴンジリ峠から少し平坦な道が続くのでむぎに歩いてもらいましょう。
とても楽しそうに歩いています。
連れてきてよかったなとしみじみ。

木の根っこゾーンにきました。ここはむぎには難易度が高いので抱っこです。
この急登、山頂はもう目前といった感じがしますね。
ここを抜けたらご飯が食べられるぞと自分を励まし、最後の急登踏ん張ります。

komugi
komugi

山頂前の急登ってとっても長く感じる〜

11時54分、山頂着きました!見晴らし最高です。
白谷沢登山口からおよそ2時間40分の道のりでした。

山頂到着

とにかく広い山頂

棒ノ折山(棒ノ峰)969m登頂しました〜!
Nさんと楽しくお話ししながら登れたのでなんだかあっという間だったな。
むぎも頑張ったね。

むぎ
むぎ

もっとほめて!

山頂を早速探索するむぎ。山頂がびっくりするくらい広い。
近所の公園かなってレベル。
ベンチ下を入念に調査しています。

969m登って誇らしげなむぎ。今回はむぎにしてはよく歩いたと思います。偉かったね〜

水をがぶ飲み。山頂で飲むドリンクは人間も犬も美味しく感じるようです。

うろちょろ、くんくんタイム。山頂には平日ですが20名近くのハイカーさんがいました。
レジャーシートを広げてお昼寝している方の姿も。広々山頂、密にならなくて最高です。

美味しい山ごはん

さあ、お待ちかねのご飯タイムです。恒例のソーセージじゅうじゅう焼き。美味しかったな〜。
もう1袋持ってこればよかった。山フライパンおすすめですよ。
深底になっているので炒め物から、ラーメンまでなんでもできちゃいます。そして丈夫!軽い!


Nさんが持ってきてくださった宮城の銀鮭しょうゆ煮缶詰がとっても絶品でした!
ビールが必要だったな。本当はご飯を炊いてカレーを作る予定だったのですが時間が足りなくなってしまい今回は諦め。

それにしても本当に広々していい山頂だな。
ちょっと木が邪魔して景色が見えづらいけど。
日光白根山、男体山、筑波山などが一望できます。

普段嗅がない香りがするんでしょう。山の匂いに興味津々です。
わんぱくに遊んでいたら首輪がちぎれかかって焦りました。
8年くらい愛用してるしそろそろ替えないといけなかったのね。


リュックに綺麗なゴールドの蜘蛛。縁起が良さそう!綺麗な山では虫も美しい。

山頂で1時間近くのんびりしました。とても居心地のいい山頂。景色にさよならして下山開始です。

下山は滝ノ平尾根へ

分岐見落としに注意

12時48分、下山開始です。木の根っこゾーンを下ります。
下りの方が足を引っ掛けそうでドキドキしますね。
ひょいっひょいと降りていきます。

平坦な道は足を休められて嬉しいです。今から登ってくる方々も結構いらっしゃいました。
日も延びてきたのでスタート遅めでもいけちゃいますね。

かわいい、はまぐりみたいなきのこ。Nさんがサルノコシカケって言うんだよって教えてくれました。
メモメモ。

komugi
komugi

きのこを見つけるとテンション上がります!

帰りは滝ノ平尾根から下ります。河又バス停方面です。

岩茸石というビッグな岩の横を通って下山ルートに向かいます。それにしても大きい岩だな〜。

森林浴をしながら下山です。とても歩きやすい道で会話がはずむはずむ〜。

林道に出ました。やっぱり最高の青空です。はっきりした青と緑が本当きれい。原色の世界だ。

ここでまたいつもの癖が出てしまいました。歩きやすい林道をずんずん突き進む私たち。
ふと地図を確認すると、分岐を見落としルート外の道をまっすぐ進んでしまっていました。
今回は早めに気づけてよかった。

戻ると林道脇に、こんなにわかりやすい分岐点が。さっきは全然目に入らなかった。前ばっかり見てちゃだめですね。この階段を登るのが正しいルートです。

komugi
komugi

林道で分岐を見逃す癖をいい加減どうにかしないと。。

木々の間をすり抜けるように

またもや木の根っこゾーンです。奥多摩の山っていう感じがしますね。
結構急な下りです。ここを登るのはきつそうなのでやっぱり白谷沢コースから登って正解でした。

ちびサルノコシカケちゃん達。かわいー。頑張って生きてほしいです。

木と木の間をすりぬけながら降りていきます。枝がとても短いまっすぐな木。

むぎは下山時はずーっと抱っこです。バッグの中の居心地は悪くないようです。

むぎ
むぎ

きょうもぼく、おりこうさんだったよ〜

来た道を振り返ると木の根っこ達の迫力にギョギョっとしました。一回も転ばずに降りてこられた私達すごい!

14時35分ゴールしました!山頂から2時間弱の道のりでした。
帰りのバスも1時間に1本ほどしかないので急ぎます。
でもトイレに行きたいので、行きに通り過ぎた公衆トイレをお借りします。

それにしても水が綺麗。奥多摩の木々が生き生きとして元気なのも綺麗な水のおかげですね。

先程の下山地点からトイレも含めて10分ほどでバス停に着きました。
14時51分のバスで飯能駅に戻ります。バスは地元の方々で満席でした。
16時04分飯能発の特急ラビューでビューンと池袋に帰りました。

お疲れ様でした

棒ノ折山、今の季節に登るのにもってこいのとても素敵な山でした。
休憩1時間20分ほど含めて、約5時間40分の山行となりました。
アクセスも良く、都内から近いので夕方には自宅に帰ってこられます。
バリエーションに富んだルートがとても楽しく、終始わくわくしました。
沢の水と、ゴロゴロ岩と、美しい緑で自然のパワーをもらえる山。
登山始めたての方にもお勧めしたい山です!Nさん、むぎ、楽しい登山をありがとうございました。

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