【雪山登山】スキーバスで上州武尊山へ

雪山登山

上州武尊山(じょうしゅうほたかやま)とは

武尊山は、群馬県利根郡みなかみ町、川場村、片品村の境にある標高2,158mの成層火山である。北アルプスの穂高岳と区別するため、上州武尊山とも呼ばれる。日本百名山及び新・花の百名山に選定されている山である。 

ウィキペディアより引用

雪のシーズンとても人気な上州武尊山。YAMAPの日記でもよく登場する憧れのとんがりをこの目で見てみたい!山容のかっこよさはもちろん、川場スキー場からリフトで一気に標高を上げて短時間で登る事ができるのも人気のひとつのようです。暖かくなり雪解けも始まってきた3月中旬に行ってきました。久々にピッケルの出番。わくわく。

アクセス

今回もオリオンツアーさんのスキーバスにお世話になりました。都内から寝てる間に山に連れて行ってくれるので、車無し民には本当助かります。

前回のスキーバス登山↓

新宿⇄川場スキー場、リフト一日券つきで5400円でした。安すぎる。

komugi
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通常リフト券のみでも5000円近くするのに!

往路 新宿駅西口07時20分→川場スキー場10時20分

復路 川場スキー場16時20分→新宿駅西口19時20分
(道路渋滞の為実際の到着時刻は19時30分すぎでした)

自由時間は約6時間、川場スキー場リフトトップから上州武尊山ピストンの標準コースタイムは3時間20分なので、余裕があります。

何が起こるかわからないのが登山。余裕大事!

今回のルート

川場スキー場のリフトを2本乗り継いでリフトトップへ行き、そこから剣ヶ峰山、武尊山を往復するメジャーなコースで挑みます。

今回の装備

 ・モンベル コスミックパーカ(ハードシェル)
  ・モンベル Tシャツ
  ・ファイントラック ドライレイヤーウォーム

 ・ノースフェイス アルパインライトパンツ
  ・モンベル ジオライン L.W.タイツ

装備 ・ピッケル
   ・12本爪アイゼン
   ・ストック(今回は使わず)

寒さに備え、フリース、ダウン、レインパンツも持参しました。

アルパインライトパンツとてもオススメです!夏も冬も使えます。
ストレッチが効いてとっても動きやすいし丈夫!全然穴あかない!↓


新宿駅西口から出発

朝7時、新宿駅西口 都庁大型バス専用駐車場にて受付をしてバス乗車です。
まだスノボシーズン真っ只中。バス乗り場は若者で溢れかえっていました。バスは満席。定刻に出発です。

途中休憩で立ち寄った上里SA。SAってすごくわくわくしますよね。
休憩時間20分。まだ旅は始まったばかりなのに早くもお土産を物色。

こむぎっち焼き‥‥?通称こむぎでやらせてもらっている私。これは頂くしかありませんね。

とってもかわいいこむぎっち焼き。こむぎを売りにしているだけあり、ふっかふかのこんがり焼いたパンに挟まれたあんこ。こむぎの美味しさを堪能できます。
朝ごはんにぴったり。エネルギーチャージできました。登山の日は積極的にカロリーを摂っていきます。罪悪感なく好きな物を好きなだけ食べられる幸せな1日。

komugi
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たくさん食べてたくさん消費するぞー

川場スキー場に到着!真っ先にチケットカウンターへ

バスで爆睡。気づいたら10時20分、予定通り川場スキー場に到着です。数年前スノーボードで何回かお世話になったスキー場。初めて来たのかなってくらい館内の雰囲気を覚えていませんでした。
安定の記憶力の無さです。バスを降りたら駐車場を降り、エレベーターでチケットカウンターのある階に向かいます。

ムラサキスポーツもあるしインドカレー屋さんもある(!)川場スキー場すごすぎ。金曜日でしたがスノボシーズン真っ只中で、とても館内は賑わっていました。

準備する前に、混み合いそうなチケットカウンターに並びます。予め川場スキー場のホームページよりココヘリの事前予約を済ませておいたので、スムーズにリフト券(ICカード)とココヘリを受け取る事ができました。

川場スキー場からの雪山登山はココヘリ装着が義務化されています。ココヘリをお持ちでない方は、こちらのページから申し込みができます。↓

雪山登山|川場スキー場
大自然の一味違った楽しみ方といったら「雪山登山(スノートレッキング)」がおススメ。ベテランガイドと行く、安心・安全のツアーをご紹介します。

リフト券を受け取ったら登山の準備です。トイレがとっても暖かくて居心地が良すぎます。いろんな種類のマジックソープが置いてあるし、ドライヤーもある。すごいね川場。
スキー場からの登山は快適な室内で準備ができるのも魅力です。ついついのんびりしちゃいます。

リフト2本乗り継ぎスタート地点へ

まずはBリフトに乗車

時刻は10時55分になりました。準備万端でリフトに向かいます。まだアイゼンは付けません。アイゼンはリフトを降りてから付けます。

まずはBリフトに乗車です。牛乳石鹸が目印。ずっと変わらぬやさしさを。平日なので並ばずスムーズに乗れました。

リフトってちょっと高度感もありドキドキしますよね。ザックを落とさないよう気をつけて乗車です。登山者が乗る時はどうやらリフトのスピードを遅くしてくれてるみたい?お気遣いありがとうございます。それでもリフトから降りる時つまづきそうになるけどね。

リフトを降りたら赤い牛乳石鹸のベンチがありました。かわいいな。


続いてDリフトでスタート地点まで

Bリフトを降りて斜め左方向に進むとDリフトがあります。乗車します。

Dリフト乗車中の眺めが既にやばいです。絶景です。今から登る武尊山が見えてわくわく。

リフトの所要時間は全部で20分ほどでした。降りたらアイゼン、ピッケルを装着。今日はよろしく頼むよ!

登山スタート地点が少しわかりにくかったのですが、ロープを越えて黄色い旗が立っている所を登っていきます。ここでいいのかな?ってキョロキョロしてたらリフトのスタッフさんが遠くからゴーサインを出してくれました。11時25分出発です!

剣ヶ峰山へ

絶景登山のスタート

最初から急登です。ピッケルさん序盤から早くも大活躍です。

komugi
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出だしから息切れ

スキー場からの登山はリフトで一気に登るので樹林帯を通る事がなく、いきなり絶景を拝む事ができます。

急登を登ったら広い雪原に出ます。とても歩きやすくて見晴らしも良くてまさに天国。

雪原から少し下ります。雪庇があります。注意箇所です。トレースがありがたい。

細尾根を行きます。両端が切れ落ちているのでここも慎重に。

剣ヶ峰山に到着

11時50分、あっという間に剣ヶ峰山に着きました。雪が多い時は山頂標識埋もれてるのかな?

すごい素敵な眺めです。遠くに見えるのは巻機山など、新潟方面の山々のようです。

絶景とピッケルとわたし。ニヤニヤが止まりませんね。

私の相棒ピッケル。ブラックダイヤモンドレイブンプロです。身長160cmで50cm使っています。↓


剣ヶ峰山から武尊山へ

剣ヶ峰山から武尊山へ向かいます。剣ヶ峰山から急な下りがあります。岩にアイゼンを引っ掛けないよう気をつけて。混雑時はここで渋滞が起きるようです。
今日は独り占めなのでマイペースでいけます。ラッキー。

とても気持ちのいい稜線歩き。ただ油断は禁物です。雪庇を踏み抜いたら間違いなく死です。素晴らしい景色についつい見惚れてしまいますが、よそ見はダメ(!)

剣ヶ峰山を下り、振り返ると素晴らしいとんがり!よく武尊山の記事で見かけたとんがりは剣ヶ峰山のとんがりだったのね。武尊山山頂が尖っているとばかり思っていました。

komugi
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群馬のマッターホルン!かっこいい!

武尊山山頂はまあるい可愛い形をしています。あれ、山頂意外と近いなー!ここで初めて他の登山客の方とすれ違いました。空いてる日の登山は心細くもありますがやはり最高です。

分厚い雲が押し寄せてきました。あの雲がかぶってくる前に山頂に到達しなければ!山頂で景色を見たい!抑えきれないはやる気持ち。

だからといって焦りは禁物。危険な細い尾根道。一歩一歩丁寧に進みます。

振り返って剣ヶ峰。うん、やっぱりかっこいい。鬱蒼とした雰囲気も相まって、厳格な空気感を醸し出しています。この感じ大好物。

ここでトレースが二手に分かれています。私は迷わず真っ直ぐ進むことができました。なぜなら数分前にすれ違ったご親切な方に、『真っ直ぐが正解だよ!斜めに行っちゃだめだよ。気をつけてね!』とご教示頂いたからです。有り難い!私も人を助けられるハイカーになりたい。

山頂目前、この見晴らしの良さ。山頂に向かって急いでいたのについつい足を止めて眺めてしまいます。

武尊山山頂に到着

12時57分。到着しました!武尊山山頂、2158.3m!リフトトップから約2時間の道のりでした。山頂は風がとっても強く寒いです。

寒いですが、お腹が空いたのでお昼ご飯を食べます。大好きなニュータンタンメンです。にんにくと唐辛子の奇跡のコラボ。本日も山専ボトルにお世話になります。ポカリスエット、雪で冷やしてみました。

komugi
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本当はビールを冷やして飲みたいけど。。

カップ麺の待ち時間中に撮影大会。ガスに覆われる前に登頂できてよかったー。至仏山、燧ヶ岳など東北の山々が見えます。

剣ヶ峰山が雲に覆われてきました。急いでカップ麺を食べます。恐らく1分かからずスープまで飲み干しました。得意の早食いです。猫舌じゃなくてよかった。

せっかくの独り占め山頂、もっとのんびりしたかったのですが風が強く寒すぎて滞在時間15分ほどで下山開始です。

ガスに覆われる前に下山

下山開始です。ピストンなのでルートは明確ですが、ガスに覆われて雪庇が見えづらくなるのが怖いので急ぎます。

それにしても剣ヶ峰山の美しさといったら。雲がとても似合う山です。

消えたり、現れたりするとんがり。下山時も景色に飽きる事はありません。

太陽、雲、剣ヶ峰山がくるくると表情を変え楽しませてくれます。まるでマジックショー。

晴れた登山はもちろん最高だけど曇りの登山も素晴らしいです。

komugi
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雲のふわふわ感と滑らかな雪のコラボレーション!

ドキドキしながら細い道を通ります。今日は天候に恵まれてよかった。ガスってたらこういう道は危険度が一気に高まりますね。

とんがりが近づいてきました。雲に隠れるとんがり。恥ずかしがり屋のようです。

太陽ととんがり。登り返しです。最初ここの下り、緊張したなと数時間前の事を振り返りながら登ります。こうやってみると結構急ですね。下りより登りの方が怖くないですね。

平たいゾーンに戻ってきました!もう一息です。

14時44分。スタート地点のリフトトップに戻ってきました。まだまだスキー場は賑わっています。先ほどまでずっとひとりの世界だったのになんだか不思議。かわいい雪だるまがお出迎え。

リフトをD→Bと乗り継いで、カワバシティに戻ってきました。川場スキー場は下山時もリフトに乗せてくれるから優しい。下山時はリフトに乗れずスキー場を歩いて下山しなければいけない所もありますしね。

カワバシティのお土産さんに武尊山バッジ売ってました。バスの時間まで1時間程の余裕がありました。のんびり片付け、身支度を整え帰路につきました。

お疲れ山でした

上州武尊山、本当にかっこいい山でした!今回リフトトップからの所要時間3時間15分、歩いた距離は4.8kmでした。登り始めから絶景が続き、終始美しい景色に見惚れる山行となりました。
雪山初心者向けとよく紹介される山ですが所要時間などが短くお手軽な一方、踏み外したら危険な雪庇や急登、急下りもありますのでしっかり準備、下調べをして天候の良い日に登るのがベストだと思います。カワバシティの快適さも含めて毎年登りたい山のひとつになりました。
もうすぐ今期の冬山が終わっちゃう〜。寂しいな。雪山大好き。

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最後に‥

いつもお世話になっているやまどうぐレンタル屋さん↓モンベルの冬靴を月4000円でレンタルしています。靴下プレゼントサービスが結構嬉しい。

アルファ米、美味しいし、山ごはんはもちろん賞味期限がすっっごく長いから備蓄用にも便利です↓

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