【日帰り登山】午後から楽しむ川苔山

日帰り登山

川苔山(かわのりやま)とは

川苔山または川乗山は、東京都西多摩郡奥多摩町にある標高1363.3mの山。 奥多摩町役場から北におよそ5kmのところにあり、埼玉県との県境にも近い。奥多摩山域の中では四季を通じて比較的登山者が多い山である。山頂からは南東方向の尾根や沢が長く、奥地まで造林用の林道や小屋の礎がある。かつては山頂付近に茶屋があった。

 

ウィキペディアより引用

お昼頃からサクッと登れる山はないかな〜とネットサーフィンしていたら、辿り着いた川苔山。
過去におすすめされた事もある山なのでどんな山なのかずっと気になっていました。
先週も御岳山に登ったばかりですが、またまた青梅線にお世話になり奥多摩へGO!
2023年3月上旬に登ってきました。

公共交通機関でのアクセス

前日夜に川苔山行きを決定した為、アクセスをバタバタと調べます。
本来、奥多摩駅にてバスに乗り換え、川乗橋バス停から登山するのが人気のコースのようですが、今回のテーマは午後からサクッと登山(!)なるべくシンプルにアクセスしたい。
というわけで鳩ノ巣駅からバスを使わず往復するコースに決めました。

往路
新宿駅10:37→青梅駅11:37(JR中央線青梅特快)
青梅駅11:42→鳩ノ巣駅12:13(JR青梅線)

復路
鳩ノ巣駅17:31→青梅駅18:01(JR青梅線)
青梅駅18:14→新宿駅19:14(中央線青梅特快)

※2023年平日の時刻です。

とーってもシンプル!!電車だけで登山口に行けるのは最高ですね。

komugi
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乗り換えが少なくて嬉しい

今回のルート

川苔山で人気のコースは百尋ノ滝を経由して登るコースなのですが、今回はアクセスの楽チンさを優先した為、滝は泣く泣く諦め。(滝はかなりの迫力みたいですよ!)鳩ノ巣駅往復コースです。
スタート時間が遅めなので、少しハードと噂の鋸尾根は下山時に余裕があったら行こうかなと。
滝はなくとも見どころ満載のコースでしたよ!

今回の装備


・ノースフェイス ベンチャージャケット
・モンベルTシャツ
・ファイントラックドライレイヤーウォーム


・ノースフェイスアルパインライトパンツ
・モンベル ジオライン L.Wタイツ

3シーズン靴で身軽!足軽です!お守りとしてチェーンスパイクを持参しました。

鳩ノ巣駅から出発

12時13分、鳩ノ巣(はとのす)駅に到着しました。前日まで鳩ノ巣駅を、なぜか鴻巣(こうのす)駅と脳内変換してしまっていた私。電車のルート案内を調べる時も自宅からのあまりの近さに⁇となってました。(筆者は埼玉寄りの東京に住んでいます)奥多摩の山がそんなに近いわけないのに‥。無事、鳩の巣駅に辿り着けてよかったです。

鳩ノ巣駅併設のトイレに置いてあるおもしろ石けん。みんなよく写真にとってるアレです。OPT(おくたまピカピカトイレ)というグループの方が掃除を懸命にしてくださってるようでとっても綺麗なトイレ。気持ちよく登山スタートする事ができ感謝です。

komugi
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トイレが綺麗だと嬉しいね〜

12時25分、鳩ノ巣駅を出発します。スタートは住宅街の中を行きます。登り坂です。
住民の皆様はいつも駅からこの坂を登っているのですね。お疲れ様です。

桜がちらほら咲いてきました。春の訪れを感じます。今年は桜が咲くのが早いな〜

とても静かな街です。誰とも会いませんでした。人の声も聞こえません。

熊野神社から登山道へ

およそ5分ほどで登山口のある熊野神社に到着です。鳥居の奥に登山口があります。
熊野神社って、全国いろんな所にありますよね。

石段を登り、本堂の左側に登山道があります。少しわかりづらかったです。日頃から登山スタート地点わからずウロウロしがち。

道は結構荒れているというか‥これぞ山道!という感じです。急登です。息切れます。

komugi
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序盤から息切れ

綺麗な色の木に癒されます。かわいいピンク〜

どんどん登ります。行きの電車ですれ違った方に『熊が活動を始める時期だから気をつけてね!』と声をかけて頂いたのもあり、熊鈴をりんりん鳴らしながら少し緊張気味に歩きます。

komugi
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熊さんとは戦いたくありません

木漏れ日が綺麗です。下山してくる方々何名かとすれ違います。そうですよね。通常は下山の時間です。それでもお一人登ってる方の姿が見えて嬉しかったです。共に頑張りましょう、と心の中で呟いてみる。

大根の山の神到着

13時ちょうど、大根ノ山ノ神に到着しました。由来が気になり調べたのですが出てきません。知っている方がいたら教えてください。
ちなみに川苔山の由来は、川苔山を源頭とする沢で食用の藻(川苔)が採れた事からきているそうです。川苔と海苔の味比べをしてみたい。

山頂まで

林道歩き(分岐点に注意!)

大根ノ山ノ神をすぎると広い林道にでます。とーっても歩きやすいです!スタスタ歩きます。

林道を大根ノ山ノ神から100mほど歩いた左側に川苔山へ向かう階段があるのですが、気づかず見落とし、しばらく林道を歩いてしまいました。戻るハメに。林道が歩き易いが故に、脇目もふれず突き進んでしまう私の悪い癖です‥皆様、左側に注意ですよ(!)

森林浴を楽しみながら歩きます

川苔山はしばらく静かな樹林帯歩きが続きます。木の形の個性を楽しみながら、歩きます。たまに道幅が狭い所もありますので注意です。

モケモケっとしてかわいい木々。

木々の間から青空が見えてきました。青空が見えるとパワーが湧いてきます。

komugi
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いい天気で嬉しい!

苔の感じがとても綺麗です。さすが川山です。綺麗な抹茶色。抹茶アイスが食べたくなる〜

ゴツゴツした岩と木の根っこの道。とても楽しい道ですがつまずかないよう気をつけて〜

まっすぐな綺麗な木。太陽に向かってすくすく育ったのですね。森林浴を楽しみましょう。

どんどん開けていく景色

樹林帯を抜け、日当たりの良い稜線へ出てきました。ベンチも置いてあり一休みできます。とてもとても歩きやすい。

こういう道大好きです。開放感溢れるとても気持ちのいい道!ベンチがたくさん。登山客の多い週末はベンチに座る人の姿もちらほら見られるのかもしれません。

komugi
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ベンチの誘惑‥時間がないので休まず行くよ〜

おそらく山頂までの最後の急登です。山頂手前、急登あるあるです。
ゴールが目の前だと不思議と力が湧いてきますね!もうひとふんばりです〜

またまたベンチ!木と木の間から絶景がちらり。山頂まであと200mです。

果たしてどんな山頂が待っているのか、初めて到達する頂。未知の世界にワクワクしながら最後の坂を登ります。

川苔山山頂到着

お昼は簡単ナシゴレン

15時ちょうど、川苔山山頂に到着しました!鳩ノ巣駅からおよそ2時間半の道のりでした。山頂に着き、私が真っ先に取り掛かったのはご飯の準備です。もう腹ペコです。アルファ米にお湯を投入。ナシゴレン味(!)山頂で大好きなタイ料理を食べられるなんて幸せ。

今日はなんと箸を忘れてきてしまいました。よくやりがちなミスです。登っている最中に気づき、木の枝で食べようかなぁ〜なんて考えてました。だがしかし!開けてびっくり、こちらのオニシのナシゴレンはスプーン付き!!天才すぎませんか?

尾西のアルファ米は登山ご飯用はもちろん、非常食にもぴったり。5年保存!↓


わたしのおすすめエスニック味↓


奥多摩の山を一望。富士山の姿も(!)

ナシゴレン完成を待つ間に山頂をうろうろ、撮影タイムです。奥多摩の山の山頂標識ってかっこいいですよね。風景とマッチして映えます。

イケメン山頂標識とにやり。

左から大菩薩嶺、鷹ノ巣山、そして東京最高峰の雲取山が見えます。東京の誇り、雲取山。いい山ですよね。

最高ですね‥

左手には富士山の姿も!淡く控えめにいらっしゃったので途中まで気づきませんでした。富士山ハンター失格です。まだ3月なので雪化粧がきれいな富士山のお姿です。

komugi
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富士山今日も美しい

ベンチの下にかわいい天狗さん。皆様見つけることができるかな?川苔山に登った時は探してみてね!

ナシゴレンを食べてパワーチャージ完了!美味しかった。広々としたとても居心地のいい山頂でした。何より見晴らしが最高です。

下山は鋸尾根へ(ちょっぴりスリリング!)

曲ヶ谷北峰へ

30分ほど休憩し、15時35分下山開始です。帰りは違うルートから行ってみます。一回の登山でなるべくたくさんのピークを踏みたい欲張りな私。曲ヶ谷北峰を通ってみますが特に眺望はありませんでした。

曲ヶ谷北峰から先は落ち葉のゲレンデです。滑るように下山です。結構な急坂。
昨年夏にこの付近に熊がいたとの情報。ドキドキします。今ここで出くわしたら逃げ場はありません。
熊鈴さんに張り切ってもらいます。

ヒヤッとポイント満載!鋸尾根

熊さんと遭遇することなくホッとします。この調子ですと日が暮れる前に下山できそう。
少し険しいと噂の鋸尾根から下山してみることにしました。序盤から急登の洗礼を受けます。

き‥きつい。

細い道を行きます。鋸尾根はⅠ峰、Ⅱ峰、Ⅲ峰とありますが、山頂標識が見つけられずどこがどこなのかさっぱりわかりません。この辺りがⅠ峰のようですが、、

落ち葉で道がよくわからなくなっています。フッカフカです。崖に滑り落ちないよう慎重に。

急な下り坂。慎重に下りないと、木々の間を転げ落ちることになりそうです。土が脆くて滑りやすいのでドキドキ。

このような岩の下りが何度か登場します。足場の安全を確認しながら慎重に下ります。岩場の登りは好きなのですが、下りは緊張するな〜

komugi
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足元をよく確認しながら降りましょう!

この道で正解?って不安になるような道です。何度も地図を確認しながら進みました。
普段から人通りが多い整備された登山道に慣れてしまっているので、こういう道は新鮮ですが不安でもあります。

たまに見える景色に勇気付けられます。左の高い山が先日登った大岳山、右の尖っている山が鋸山のようです。遠くに丹沢山が見えます。登った事のある山が見えると嬉しい。

大岳山の記事です↓見てね

この地点、どちらに進めば良いのか迷いました。正解は左下の道です。
右上の道に行くと岩で通れなくなっているようです。YAMAPの情報に助けられました。
本当ありがたいです。私はYAMAPのおかげで登山できています。

下った後に見上げた岩場。怪獣みたいにゴツゴツ。両手両足を使い下りました。

振り返るとなんかもう、ぐちゃぐちゃでわけわからない道です。雨の日は滑って危険度が高まりそう。まだ地面が乾いていてよかった‥

最後まで楽しませてくれる川苔山

鋸尾根を無事通過して平坦な道に出てホッとしました。さあ、ここからはサクサク降りるぞ〜

落ち葉を楽しく踏みならし歩きます。ふかふかで雪道を歩いている気分です。

たくさんのきのこ!きのこを見つけるとテンション上がりますね。1UP!

ちょっとグラグラして怖い橋。橋を渡って細い道を行きます。

木の根元の苔が好きです。なんかオシャレ。またまた抹茶アイスが食べたくなります。

ゴールが見えてきました!明るいうちに下山できそうです。
ここの急登、大変だったな〜と登りの時の苦しさを思い出しながらスタタタと下ります。

狛犬ちゃん!ただいま。

17時25分、無事明るいうちに下山できました!よかったよかった。鳩ノ巣駅まで急げ〜

鳩ノ巣駅に到着し、すぐ電車が来たので、乗り換えの奥多摩駅でドデカミンで打ち上げ!炭酸が疲れた体に染み渡る〜。

komugi
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ファイト超バクハツ!!!

お疲れ山でした

休憩40分を含む、約5時間の山行でした。今回のコースの通常コースタイムは7時間40分ほどなので、かなり急ぎ足での登山となりました。
電車のみでアクセスできるのはとっても魅力的ですし、苔の美しさ、岩場でのアスレチック、そして広々とした頂上での素晴らしい眺望を短時間で楽しむ事が出来て大満足の山行となりました。
また半日でサクッと登りたい時にお世話になろうと思います。

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最後に‥

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